2013年1月12日土曜日

民主主義vs独裁主義

民主主義(脆弱体質)対独裁主義(質実剛健体質)

20世紀初頭にロシア帝国がレーニン革命によって滅びた。その後第一次世界大戦によりハプスブルク帝国が崩壊し、独裁者フランコ(スペイン)、ムッソリーニ(イタリア)、ヒトラー(ドイツ)が現れ、第二次世界大戦へと進んでいった。20世紀半ばからアメリカを中心とする自由民主資本主義連合(NATO) 対 ソ連共産主義連合(ワルシャワ条約機構)の冷戦構造へと、世界的勢力が2極化となった。レーニン革命後、チェッカー(秘密警察)と、スターリンのDPUによる粛清により、一千五百万人の反共主義者が逮捕され、死刑判決によって命を奪われたのである。このように20世紀においては、共産国家における政治を志すことは死を覚悟するほど真剣そのものであり、NATOのように遊び気分でできる生易しいものではなかったのである。1953年にスターリンが亡くなり、1955年にニキータ・フルシチョフ時代になり、KGB(戦略情報局)が発足した。そしてその後のブルジネフ、アンドロポフ、チェルネンコ、ゴルバチョフ、エリチン、プーチンまで、NATOの遊びとは違い命がけの政治を続けてきた。そしてコミンテルンの世界運動を引き継ぎ、世界共産革命を目標に、世界的共産組織ができ諜報活動が展開されたのである。21世紀は遊び気分の政治脆弱が滅び、真剣勝負の命がけの質実剛健が勝者となる時代の到来を確信する。

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