2013年5月2日木曜日

町人政治家では国際包囲網を乗り越えることは無理である

町人政治家では国際包囲網を乗り越えることは無理である

1940年の国際情勢はABCD包囲網により国際的陰謀が日本を逃げ場のないところまで追いつめる作戦であった。その結果「窮鼠猫をかむ」立場で真珠湾攻撃という悲劇を生んだのである。今日の我が国を取り巻く国際環境は全くその当時と同じように日本に対する包囲網を形成している。その国際陰謀はもっとも信頼すべきアメリカを含む中国、ロシア、韓国、北朝鮮へとつながっていると確信できる。北朝鮮によるミサイル攻撃の予告は米、中、朝のマッチポンプ戦略であり、その目的は軍産複合体による迎撃装置の売り込みを日本が受け入れざるを得ない協定書を取り交わすことであった。中規模戦争を十年に一回アジアで繰り返すことによって、軍産複合体の生産ラインはランニングし続けるという仕組みが出来上がっており、中規模戦争がないときにはそれにかわる軍事的緊張を作り上げ、その緊張の度合いを上げることによって兵器の売買が促進されるということも彼らの常とう手段である。今回安部総理がロシアを訪問した。その前にプーチン大統領と習近平国家主席は事前協議を繰り返し、対日戦略は共同で取り組むという約束が交わされていた。その狙いは日本からは金と技術を取り上げることであり、それ以外の政治的外交的諸問題については一切協議しないというものであった。その結果、安部プーチン会談では、ガスパイプラインの建設とそのガスの買い取りを日本に押し付けただけであり、もっとも優先されなければならなかったはずの北方四島の解決方法については何の話し合いも、何の結論も出なかったのである。

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